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No.563「桜むちむち」

No.563[桜むちむち] 「さくらもちが1つ…」
「さくらもちが2つ…」
「…」
隣で何か数えているが、目を逸らしておこう。
桜の季節も終わりに近づいている。
ついこの間まで、開花はまだか〜…と、思っていたのに、満開になったとたんに天気は崩れ、しかも風のおまけ付き。
たった1日見逃しただけなのに、早くも葉桜化した木々もちらほら…
しかし、こんだけの本数と枝の数、そして咲いている花の数だ、そう易々と緑に変わったりはしない。
「…のだが…」
花びらが落ち始めて、その中心部の赤みのトコが見えると、どうも花びらの薄ピンクより色が強いから、あまり見た目が…しかもそこから今度は緑色が派生する。
こーゆー時は、風に舞う花びらや、地面・小川に敷き詰められた花びらの絨毯を眺めるとゆーのが良い。
「うむ、良い感じだ」
「四八、四九、五〇…」
「色気より食い気な…」
「え?あ?い、いくつまで食べたっけーっ!?」
いや、食って無いだろ?花びら数えてんだろ?
こんだけの花びら分桜餅があったりしたら、この辺一帯はタイヘンなコトになってるに違いない。
「あぁ〜こんなに桜餅が〜♪」
踊ってるし…
まぁ、無理もないか…花見しようぜ〜♪って決めてたのに、見頃って時になって雨風にやられ…多少回復したかと思いきや、どんよりした曇り空。
散り始めたら天気も回復し始めましたとさ…
「一つ…二つ…」
数え直しかいっ!?
「あぁ〜も、もう食べきれないよ〜♪」
こいつの頭の中では、この舞い散る花びらが餅に変換されているんだ…目の前を大量の餅が飛んでるように見えてるんだ…
「おまえの前頭連合野は餅で出来てるのかっ!?」
「え?普通だと思うけど…」
思うだけなの?
「あ、ま、また…」
「…」
「四二九四九六七二九六…四二九四九六七二九七…」
「フルカラーを超えたか…」
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