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No.522「ShutterChance」

No.522[ShutterChance] 「春は来たのか…?」
1ヶ月位前だったろうか?やけに暖かい日が続き、早々と店じまいならぬ冬じまいが到来した…
なんて思ってたのに、明日にでも桜は満開になるぞっ!って時期に、いきなり冬気候に戻ってしまったようだ…
「冬物がしまえない…」
「そんなに服持ってたっけ?」
隣でキツいコトをゆー奴1名…
「じゃ冬に何を着ていたと?」
「毎日変わらなかったような…」
1名…
「いつも部屋干しだったし…」
「どうせそうですよ…」
「半袖が干してあったよ?」
「…」
と、このように、冬なのに暖かくなったり、春なのに冬に戻ったりしても、いつでも応対可能なやうに…
って、さっきしまえないとか言ってなかったっけ…あぁ…
「かく言うチミは、夏のような格好ですな?」
「今日は暖かいし、いいじゃない?」
涼し過ぎる気もするが…そのエネルギッシュなモンの欠片を、ちょっとでいいから分けて欲しいと思うぞよ?
「今度こそ春になるよね?」
「流石に4月も迎えるのだ、そこまで無神経ではなかろう…」
「誰が?」
「おてんとうさま」
あ、なんか可哀想的なモノを見る視線になってるぞ!?
「でも、やっぱりちゃんと春になってもらわないと…」
そして見上げる、まばらに咲いた桜の枝。
既に準満開な木もあるけど、まだ先っぽの固そうな枝を残している木もある。
大半はようやく半分程度か?ってトコだろうか?
一直線に何本も並ぶ桜の木、しかしそれは白い帯を描いておらず、ところどころ歯抜けしたような感じである。
「この子達も寒いのと暖かいのが交互で、迷ってるんだよね」
子ですか?迷ってる言いますか?
こやつらに何らかの意思なり思考があるとっ!?
「まぁ、そうやって繰り返して行くのが普通だけど、今年は極端だった気がするなぁ…」
「騙されたぁ!とか思ってるかな?」
「誰が?」
「桜」
今度は俺が可哀想的視線を…
「(ぷく)」
お口の中に餅を含まれたようだ♪
「やっておしまいっ!」
「はっ!?」
"ぶわざぶわぶわさ〜"
「ノーっ!!」
まだ十分に咲いてないとゆーのに、桜吹雪が俺を襲う…
「し、自然を操るなっ!」
「それそれ♪」
どこからか怪しげなパワーを発しながら、どこからか取り出したカメラで…
"けしゃ"
「と、撮るなっ!」
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