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No.534「夏前の日焼け」

No.534[夏前の日焼け] 「暑い…」
真上から照りつける日差し、確かに夏なんだけど、この間まで梅雨だった訳で…今も明けてんだかどーだか判らない。
それでも天気がイイ日は表に出て体を動かすようにはしている、汗は尋常でない程噴出するけど、それはそれで気持ちがイイ。
「あ、ほらほら、ここまで入れる♪」
アスファルトで舗装された道路は、その照り返しで暑くなるけど、地面が土だったり草が生えてるせいか、川沿いの土手はそんなに暑く感じず…
ただし、遮るモノが少ないから、直射日光だ、暑いとゆーより痛くも感じる。
「カニいないかな?カニっ!」
「これこれ、奥まで進むでない」
「うなぎいないかな?うなぎっ!」
きーちゃいねぇ…
「流されるなよ?」
時間帯のせいか、満干が影響してるのか…蒸発してるとは思わんが、川の水は少なく、場所によっては中程まで歩いていけるようになっていた。
「水無いからだいじょう…ぶっ!!」
片足が埋まってるじゃないか?
「普段は水中なんだから、泥の上は歩くなよ?」
埋もれた片足の先を引っ張ろうとして踏ん張ると、今度は反対の足がハマっていく…
"ずぷずぷ"
「そーゆーサンダルはあぶない」
「こんなに中まで入れるって思わなかったから〜」
じゃ判ってればもっと重装備してきたとでも?(胸元までありそうな長靴とか…)
「散歩だってゆーから、軽い感じで…」
"ずぷずぷ"
「…」
「はいはい、わかりました…」
(涙目でこっちを見るな)
腕を差し出して救出…と…
「…んー…」
「ん?」
「焼けてるな?」
色白な方だと思ってたが…なんか肌が黒く…
「…日焼け?」
「自転車焼け♪」
どーゆー焼き方だ?
って、そう言えば自転車乗りだったか、このお方は…
ヒマさえあれば乗り回して…まるで小学生の子供みたいな感じだけど、結構遠乗りするとか言ってたな…
「1時間程度ですぐに焼けちゃうんだよね」
1時間も乗ってどこまで行ってるんだか…いや、程度ってコトはそれ以上乗ってるってコトか。
「そんなに乗ってたら暑くてしょうがないんじゃね?」
「山の方とか海の方は涼しいよ♪」
この辺はどっちも中間辺りなんですけど…少なくとも行けと言われたら電車使う距離だ。
「にしても…」
握った手をよく見ると、表側は黒いのに、指先だけ白いまま…
「どーなってんだ?これ?」
「ハンドル握ってるから…」
なるほど、指だけ日陰になるとっ!?
って、さらによく見れば腕の外側は黒いのに裏側も…
特に二の腕のプルプル部分なんかは純白に値し…(半分黒い分目立つ)
「ぷるぷるが目立つ…」
「あうっ!」
隠そうと腕を急に引っ込めた。
"ずぷずぷ"
「…」
「はいはい、見ませんから、掴みませんから…」
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