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No.513「FlyFlyFly!」

No.513[FlyFlyFly!] どこまでも続くかのような青い空…
はるか向こうに見える白い雲…
体に当たる潮の風…
「爽やかだったらいいけどねぇ…」
何気に生臭さを感じる…
”ぎゅごーん”
そして頭上を横切る鋼の翼…
「ぎゅごー♪」
「…」
「ぎゅごー♪」
「…」
元気でよろしい。
「ねぇ、あれ乗りたい♪」
たった今頭上を通過したモノを指さしておられる。
「簡単に言わないでください…」
「どこに行くんだろうね?」
「知らずに乗りたいとか言わないように…」
国内ならまだしも、国際だったら大変だ。
いや、国内だって懐的には壊滅的大打撃を食らいそうで…
「でも、ここまで来れるんだねー」
「バスとか電車で直接行ったコトしか無いからなぁ…」
歩いて来るコト自体、何を血迷ったか?ってなモンで…しかも、飛行機に乗る訳でもない。
最初は単に川沿いを散歩してただけなのに、何をどう間違ったか、川の出口まで行けるかどうか?確かめてみよー…なんて…
「…暑い…」
真夏、しかもお日様は真上…
このまま海に飛び込んで大暴れでも出来れば気持ちいいかもしれないけど…いや、ここでそれは無理であろう…
「まだ先まで行けるのかな?」
「いや、多分無理だと思うなぁ…」
どこそこの管理区域とかで、立ち入り禁止の看板が目立つようになっている。
ここだって本当は突っ立ってていい場所なのかどうかも判らない。
まぁ、特に柵や門も無く、オープンになってたから、問題は無いと思うけど…
「それにこの先はトンネルに入って、そのまま空港突入っすよ?」
「道沿いに行ったらでしょ?ここ行けば…」
この堤防なのか防波堤なのか?あるいは単なる土手の延長なのか?
長く海まで続く、細いコンクリート壁を目で追いながら言ってますが…
確かにこの上を進めば、結構先まで行けるかもしれないけど…
「途中には滑走路が…」
横切れる訳がない…
「ギリギリ端っこも無理かなぁ?」
そのギリギリというのが、どの辺りのギリギリを指しているのか判らないが、そこまで突き詰めてどーしますかね?
まぁ、ここまで来れば、なんかそういう考えに至ってしまう気持ちも判らなくは無いですが…
「その向こうは大海原が広がって~♪」
大の字で風を受けながら…それはそれで絵になる構図なんだけど…大海原ではなく房総半島が間にあるんじゃないかと…
「この風に乗れば、どこか知らない外国へ~♪」
だから、千葉県は外国じゃないんですよ…
それにそこにあるっしょ?なんか突き出ている換気口とか、その大海原に向って走っている道路とか…
「よし♪」
「あい?」
「ぎゅごー♪」
「げ!」
突如、コンクリートの上を全速力で走りだし…
「飛べ~♪」
「じゃ、ジャンプすなー!」
断崖絶壁(2m位)だぞ!?ここはー!
「さぁ、この風に乗って~♪」
この暑いのに、走り幅跳びのような…
でもこの元気さを見ていると、間違って本当に飛んだりして…
(ないない)
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