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No.465「絵日記3000日記念(どこが?)」
![No.465[絵日記3000日記念(どこが?)]](../uoaw2003/diary3000up.jpg)
「どっか行きたい～」またか…この季節はいつもこうだ。
天気が良ければそう、
休みが続けばそう、
そんな時、決まってこーゆーセリフが飛んでくる。しかし、そう簡単にどっかに行くなんてのも無理な話しで…この季節は混むしな…
しょうがないので、誤魔化しに近所の公園をフラついてみたり、適当なウィンドウショッピングに連れ出してみたり…いや、そんなんでいいとは思ってないが…ちゃんとその内に計画立てて連れてってやるから…と、心の中で思っておく。
「落ち葉がサクサクしてるね～」
そう言って赤くなって落ちた葉の上を歩いてみせる、でもなんか今日はいつもより機嫌がいいみたいだ。
「なんか機嫌いいな？」
「え？そう？」
「何かイイことでもあったか？」
「えへへ～」
ニコリではなく、ニンマリと笑う…こりゃ何かあったな…
「金でも拾ったか？」
「な、なんでだよぉ！」
違うか…
「カレーの肉が多かった」
「食べてないぞー！」
これも違う…
「カップの底に当りと書いてあった…」
「この時期にアイスなんてー」
「棒に当りと書いてあった…」
「だから、アイスじゃないって！」
「よし、ならばラッキーカードが出た！」
「な、懐かし過ぎるよ、それ～…」
どうやら食べ物系の話では無いようだ。
じゃ…えーと、こいつの誕生日は２月だし、家で何かあった訳でもなし…
「今日はね…」
「え？」
「記念日なんだよ～」
考えている俺の顔を覗き込みながら彼女はそう言った。
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